来年、2026年春から放送されるNHKの連続テレビ小説は、明治時代を舞台に看護の世界で奮闘する2人の女性の半生を描く「風、薫る」に決まりました。主人公の1人を見上愛さんが演じます。
114作目となる連続テレビ小説「風、薫る」は、明治時代、看護師という職業の確立に大きく貢献した実在する人物をモチーフに、看護の世界に飛び込み奮闘する2人の女性とその仲間たちを描いたオリジナルの物語です。2人の主人公が患者や医師との向き合い方に悩み、時にぶつかりながらも成長し、看護に新たな風を起こす姿を描くもので、主人公の1人「一ノ瀬りん」の役を見上愛さんが演じます。見上さんは東京都出身の24歳。2019年にデビューし、去年、大河ドラマ「光る君へ」で藤原道長の娘、彰子を演じ、話題を呼びました。24日、東京 渋谷で行われた会見で見上さんは、涙を浮かべ「出演が決まったことを聞いたときは、ことばが頭をすり抜けていく初めての感覚で、実感が湧きませんでした。明治時代を舞台に演じるのも看護師の所作を学ぶのも今回が初めてなので、初めてづくしを楽しんでいきたいです」と話していました。脚本は吉澤智子さんが担当し、もう1人の主人公は今後、オーディションで選ばれます。
連続テレビ小説「風、薫る」は、この秋から撮影が始まり、来年春から放送される予定です。