49万人余りが出願した「大学入学共通テスト」は、19日までの2日間の日程で行われました。新しい学習指導要領に対応した初めてのテストで教科や科目が再編され、大きく変わりましたが、全国的には大きな混乱なく終了しました。 大学入学共通テストの本試験は全国651か所の会場で49万人余りが出願し、19日までの2日間の日程で行われました。 今回は新しい学習指導要領に対応した初めてのテストで、「情報」の教科が新たに加わるなど、これまでの6教科30科目から7教科21科目に再編されて行われました。 共通テストを実施する大学入試センターによりますと、19日、大阪府や京都府、新潟県、東京都の10の大学の試験会場では、鉄道の遅れの影響で、あわせて852人の試験の開始が30分から2時間半繰り下げられました。 また、監督者や連絡員の対応の誤りで、2日間で5つの試験場の128人が再試験の対象になったということですが、全国的には大きな混乱なく2日間の日程が終了しました。 テストの結果は全国838の大学などの入試に利用される予定です。 体調不良などで受験できなかった人たちの追試験は、今月25日と26日に東京と大阪のあわせて4つの会場で行われることになっています。