共通テスト2日目・数学のまとめ/ネタ枠の二次関数・今年は噴水デート #専門家のまとめ(石渡嶺司) – エキスパート – Yahoo!ニュース

石渡嶺司大学ジャーナリスト

(写真:イメージマート)

1月19日に大学入学共通テストの2日目が全国で実施されました。

2日目は数学、理科、情報の3教科です。

数学のうち、数学ⅠAの第二問(二次関数)では、公園デート中の噴水を放物線としてみなす問題が出題され話題になっています。

ココがポイント

公園の噴水を眺めながら「大きな噴水の高さは何メートルだろう」と疑問に思い、噴水の水の曲線を放物線とみなすシチュエーション

出典:高校生新聞オンライン 2025/1/19(日)

「数学II、数学B、数学C」について東進は「やや易化」、データネットと代々木ゼミナールが「昨年並み」

出典:リセマム 2025/1/19(日)

(数学ⅡBCの)第5問は、収穫されるレモンの重さについて統計的に考える問題。仮説検定の手順は問題文に示されてあり、

出典:産経新聞 2025/1/19(日)

2025年度共通テスト「数学ⅠA」河合塾分析 「第4問で大差ついた可能性」

出典:産経新聞 2025/1/19(日)

エキスパートの補足・見解

数学ⅠAの第二問(二次関数)は共通テスト前のセンター試験では問題文が1枚に収まっていました。

それが共通テスト初年度の2021年は徒競走の様子のイラストからピッチとストライドについて計算する内容に。問題文の分量は4枚となりました。

2023年はバスケットボールのシュートが出題されるなど、受験生を微妙に揺さぶるに十分と言えます。

今年は公園デート中の噴水を放物線としてみなす問題が出題され、もはや、ネタ枠になったと言ってもいいでしょう。

他の科目にも共通して言えますが共通テストは日常生活のシチュエーションからその教科・単元の知識を問う形式が増えています。

しかも、若干(あるいは相当)無理やり感があるため、試験時間中につい余計なことを考えてしまう受験生もいるでしょう。

こうしたワナに惑わされず回答していくことが求められます。

石渡嶺司

大学ジャーナリスト

1975年札幌生まれ。北嶺高校、東洋大学社会学部卒業。編集プロダクションなどを経て2003年から現職。扱うテーマは大学を含む教育、ならびに就職・キャリアなど。 大学・就活などで何かあればメディア出演が急増しやすい。 就活・高校生進路などで大学・短大や高校での講演も多い。 ボランティアベースで就活生のエントリーシート添削も実施中。 主な著書に『改訂版 大学の学部図鑑』(ソフトバンククリエイティブ/累計7万部)など累計33冊・66万部。 2025年6月に『採用のバカヤロー!』を刊行予定。

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