写真は「ビエネッタ バニラ」。23年には森永乳業とクラダシが40周年を祝う「Remember Viennetta」プロジェクトを実施した
森永乳業は10日、ケーキアイスの「ビエネッタ」の販売を3月31日に終了すると公式サイトで発表した。
ビエネッタは、波打つような形状のアイスクリームと、パリパリのチョコレートを幾層にも重ねたケーキタイプのアイス。日本では1983年9月に発売された。海外メーカーが開発した製品で、ライセンス契約の終了により販売を終えることになったという。
もともと同商品に思い入れの強いファンは多く見受けられ、X(ツイッター)でも「わたしの夢なんだけど社会人になってボーナス貰ったらビエネッタを丸かじりするってのがあるんですが」「はじめてのクリスマスは ビエネッタひとり食いをした」などと社会人なりたての人が”ホール食い”にチャレンジしたり、同社が発表した「CSR報告書2016」で「母がご褒美にくれた『ビエネッタ』のうれしい記憶が入社の理由のひとつだったのですが…」と入社動機に挙げる社員の存在を明かしたりするなど、長年愛されてきた。
ビエネッタ ティラミス(40周年パッケージ)
終売の対象商品は「ビエネッタ バニラ」「ビエネッタ ティラミス」「ビエネッタカップ バニラ」の3種。今回の発表を受け、Xでは「子供のころ、お願いしても買ってもらえなかった貴族のアイスとして、ちょっと別格のイメージ」「ビエネッタ…お高くてあんまり買えなかったけど(笑)これぞ!の時には美味しくいただいてました」「小学生の時に憧れたあのビエネッタが販売終了だって」「買いだめしておこう」などと惜しむ声が多かった。