働き方改革で古賀市が窓口の受付時間を短縮 その効果は(テレQ(TVQ九州放送)) – Yahoo!ニュース

さまざまな企業や自治体が取り組む働き方改革が広がりを見せていますが、古賀市は、九州で初めて窓口の受付時間短縮に踏み切りました。どのような変化があったのでしょうか。 古賀市役所で窓口業務を担当する大川さん。 古賀市 大川紗智子さん 「時間外労働が減ったことによって心に余裕ができて子どもの話を聞く時間が増えた。精神的な安定にもつながっている」 こう話す理由は古賀市が始めた「働き方改革」です。古賀市は、1月6日から市役所の窓口の受付時間を短縮し、職員が他の業務ができる時間をつくりました。残業を減らし、労働時間の短縮につなげたいといいます。 「(以前は)窓口業務をしながら事務作業もしていた。(今は)事務作業を集中してできるようになったのでミスが減り業務のスピードも上がっている」 改革開始から3週間、1日当たりの残業時間は1時間以上減り、すでに効果を感じているようです。古賀市が実施した窓口の受付時間短縮。これまで受付時間は午前8時半から午後5時でした。ただ、これが職員の所定労働時間いわゆる「定時」と重なっていて、事務作業の時間などを考えると事実上「残業ありきの労働環境」になっていたのです。古賀市は今回、窓口の時間を午前9時から午後4時に短縮。窓口業務以外の時間を事務作業などに充てることができるようになりました。この取り組み、市民はどう受け止めているのでしょうか。 古賀市民 「職員も忙しいと思うので一つの(環境改善の)方法だと思う」 「どんどん改革をして仕事をしている人も来る人も楽しくなれば」 一方で。 古賀市民 「以前なら(会社を)早退すると来られていた」 「午後4時までだと間に合わないこともある」 受付時間の短縮は市民サービスの低下につながるように思えますが改革を主導した古賀市の田辺市長にはある狙いが。 古賀市 田辺一城市長 Q受付時間短縮の意味は 「市民サービス向上のための窓口時間短縮。今社会の課題は複雑化・多様化している。課題を解決するため、政策を立案するためのクリエーティブな仕事をする時間に充ててほしい」 市長は、窓口の時間短縮によって出来た時間を地域課題解決のための政策立案に当て、市民へのサービスをより良いものにしたいと言います。古賀市によりますと窓口業務の短縮は九州の自治体では初めて。導入に踏み切れたのにはワケがあります。 「市役所窓口に来る人は半減している」 古賀市では2023年、期間限定でコンビニなどで証明書を発行すると手数料を格安の10円にするキャンペーンを実施しました。利用者に窓口以外での発行を促すことで窓口を訪れる人はコロナ前と比べ半減しています。窓口に以前のような混雑は見られません。また、こうした効率化や、働き方改革が民間企業に広がることを期待しています。 「公がまず(働き方改革を)する姿勢を見せることで民間の企業への波及効果もあるのではないか」 市民に対応していた大川さんも定時の1時間前の午後4時には窓口業務を終えました。 古賀市 大川紗智子さん 「午後5時で帰ります。子どもを育てながら仕事をしていて、今までいっぱいいっぱいで仕事をしていたが、(働き方改革で)余裕ができて65歳、70歳まで働けそう。明るい展望がある」

テレQ(TVQ九州放送)

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