新横綱豊昇龍、叔父超える闘いへ 電話で激励され「もっと強く」(共同通信) – Yahoo!ニュース

相撲を始めた頃の豊昇龍=2015年(高校時代の恩師の永井明慶さん撮影) 大相撲で29日に新横綱に昇進した豊昇龍は入門時から叔父の元朝青龍と比較されてきた。「横綱に上がっても、叔父さんの名前は僕から離れない。それはしょうがない」と覚悟を示した。同じ最高位に立ち、今後は超える闘いに踏み出す。 豊昇龍は昇進伝達式を翌日に控えた28日、1年ほど疎遠だった叔父に電話をかけた。「よくやったな。協会の看板力士なのだから、しっかり考えてやっていきなさい」。常に見上げてきた大横綱からの激励に「もっと強くなりたい」と素直に思った。 モンゴルから2015年に来日し、千葉・日体大柏高に留学。自己紹介を求められるたびに「朝青龍のおいっ子です」と答えていた。当時の恩師、永井明慶さん(42)から「親戚であることを誇るのではなく、自分の地位は自分でつかみ取らないと駄目だ」と言われると、叔父の自慢を口にすることはなくなった。 18年初場所で初土俵を踏み、番付を上げるたびに存在の大きさを痛感させられた。大関昇進を目指していた23年6月にはモンゴルの大草原の上で直接組み合った。 共同通信 ******* **************************************************************************** ******* ****************************************************************************

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横綱豊昇龍、誕生 相撲協会が正式決定―「気魄一閃」と口上・大相撲:時事ドットコム

時事通信 編集局2025年01月29日09時52分配信 横綱昇進が決まり、笑顔を見せる豊昇龍(前列左から2人目)=29日、東京都台東区 日本相撲協会は29日午前、東京・両国国技館で大相撲春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議と臨時理事会を開き、大関豊昇龍(25)=本名スガラグチャー・ビャンバスレン、モンゴル出身、立浪部屋=の横綱昇進を満場一致で決めた。2021年名古屋場所後に昇進した照ノ富士(現親方)に続く74人目の横綱が誕生。 孤独な闘い、試される心 「優しい豊昇龍」ぶれず―大相撲(下) 理事会後、相撲協会の使者として理事の境川親方(元小結両国)と大鳴戸親方(元大関出島)が東京都台東区の立浪部屋に赴き、豊昇龍と師匠の立浪親方(元小結旭豊)に昇進を伝達。豊昇龍は「横綱の名を汚さぬよう、気魄一閃(きはくいっせん)の精神で精進致します」と口上を述べた。 モンゴル出身としては朝青龍、白鵬らに続いて6人目となる。元朝青龍のおいの豊昇龍は、昨年11月の九州場所は13勝2敗で優勝次点。綱とりに挑んだ先の初場所は12勝で並んだ王鵬、金峰山との優勝決定ともえ戦を制し、大関に昇進してから初めて賜杯を抱いた。 初場所中に一人横綱の照ノ富士が引退。32年ぶりとなる横綱空位の危機は避けられた。 最終更新:2025年01月29日12時10分

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ORICON NEWS:TBS『がっちりマンデー!!』、森永卓郎さん追悼 「CM2の後で」秘話も「出演者の枠を超えた…」[全文]

ORICON NEWS 2025/1/29 17:11(最終更新 1/29 17:11) 883文字 情報提供 森永卓郎さん (C)ORICON NewS inc. TBS系『がっちりマンデー!!』の公式サイトが、29日までに更新。経済アナリストの森永卓郎さんが28日に原発不明がんで亡くなったことを受け、追悼メッセージを寄せた。 【写真】がん闘病中の森永卓郎氏「桜見てやったぜ!」 息子もXで報告 森永さんは、1957年生まれ、東京都出身。東京大学経済学部経済学科出身。幅広い知識と独特のキャラクターを活かし、コメンテーターや評論家として多数のメディアで活躍。書籍『年収300万円時代を生き抜く経済学』(光文社)など、著書も多数。2023年末にステージ4の膵臓がんを公表。その後、体調をみながらメディアへの出演を続けており、28日放送のニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』にも出演予定だったが、体調不良のため、欠席していた。 ■メッセージ全文 森永卓郎さんへ もう、「がっちりマンデー!!」のオープニングで、「ピンポーン」と鳴っても、玄関から森永さんが現れることはないかと思うと、とてもさみしいです。 2004年に番組が「儲かりマンデー!!」というタイトルで始まった頃から、実に20年間。ありとあらゆるビジネスを、とにかく楽しく、そして誰よりも分かりやすく伝えてくださった森永さん。そのご出演回数は、実に600回以上。番組にとって欠かせない存在でした。 毎回毎回、「CM2の後で」のネタをギリギリまで考えてくださった森永さん。「テーマが決まるのが遅いんですよ~」とブツブツ言いながら、それでも毎回、スタッフが誰も知らないような情報を教えてくださり、時には「モノがあったほうがいいから!」と、わざわざ自分でモノを買ってきてくださったり…。森永さんは、もはや出演者の枠を超えた、スタッフの一員、でしたね。 森永さんと一緒に番組を作ってきた楽しい時間は、私たちにとってかけがえのない宝物です。 教えてもらった面白い儲かり情報も、いたずらっ子みたいな笑顔も、 ずっと忘れません。 20年間、本当に、本当に、ありがとうございました。 2025年1月28日 「がっちりマンデー!!」スタッフ一同

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元フジアナ・渡邊渚 フォトエッセイ発売初日に低評価レビュー続出の“荒らし”被害…「負けないで」と相次ぐ応援の声(女性自身) – Yahoo!ニュース

渡邊渚元アナ(写真:本人instagramより) 1月29日、元フジテレビアナウンサーの渡邊渚(27)が初のフォトエッセイ『透明を満たす』(講談社)を発売。渡邊は発売に際し、17日に更新したインスタグラムでこう綴っていた。 【写真あり】ピタピタなトップスを着こなす渡邊渚 《時々、「PTSDの人間がグラビアをやれるわけがない」と言われますが、私は病気になるずっと前からグラビアページに出ていたので、こうして写真を撮られることに抵抗感がありません》 渡邊は、’24年8月にフジテレビを退社し、10月1日にPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたことを公表している。 「渡邊さんは一昨年の6月に体調を崩し、翌月から体調不良を理由に入院を開始しました。当時は具体的な病名は公表せず、闘病中の近況をインスタグラムで発信していたのですが、《食べられなくなった。うまく歩けなくなった》《人生のリセットボタンがあるならば、私はすがるように押しただろうに》など文面からは深刻な状況がうかがえました。 そして昨年8月にフジテレビを退社し、PTSDだったことを告白。フリーとなった現在はグラビアに挑戦したり、大学でPTSDに関する講義を受け持つなど積極的に活動しているようです」(芸能記者) 病を乗り越え、初となる自著の出版に至った渡邊だが、気になるのはその中身だ。 「《病や逆境があったって、私は人生をあきらめない》というコピーが付けられた本書には、5万字を超える渡邊さんの書下ろしエッセイと、80ページ以上のグラビア写真が掲載されています。本文の第1章は故郷・新潟や学生時代に打ち込んだバレーボール、フジテレビ入社にまつわる話から始まり、《心が殺された日》という見出しを境に病気の話が明かされます。そして、第2章から現在の渡邊さんの活動の話などが盛り込まれています」(前出・芸能記者) 大手通販サイトでも、タレント本のカテゴリーでベストセラー1位にランクインするなど、好調なスタートを切っている渡邊のエッセイ本。ただ、一つ気がかりなことが。 「発売日朝の時点である大手通販サイトでは5段階評価のうち『1』をつけるレビュワーが50パーセントを占めるなど“荒らし”状態となっています。ただ、批判的なレビューの内容を見ると、実際に読んだ上での感想ではなく、根拠のない誹謗中傷的なものが多いですね」(前出・芸能記者) いわれのない批判を浴びる渡邊だが、エッセイ発売を祝福する声も多く、Xではこんな声が上がっている。 《外野の声に負けず、前に突き進みましょう!応援します!》 《「PTSDになったのにグラビアなんて」という誹謗中傷が完全に的外れだった。彼女の強い意志が感じられる》 《渡邊渚さんのフォトエッセイ、カッコいい》 《決して軽い内容ではありませんが、全体を通して彼女の実直さが滲み出るような作品でした》 《応援しているので頑張って欲しい。 いろいろな困難もあると思うけど、負けないで》 女性自身 ******* **************************************************************************** ******* ****************************************************************************

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ぶれない決意に、名門復活への思い 豊昇龍「気魄一閃」で横綱へ

横綱昇進を伝達され、タイを手に笑顔を見せる豊昇龍(中央左)。同右は立浪親方=東京都台東区の立浪部屋で2025年1月29日午前9時46分、北山夏帆撮影 大相撲の第74代横綱・豊昇龍が29日、誕生した。 ぶれない土俵への思いや叔父の存在、そして名門復活の決意――。昇進伝達式後に記者会見に臨んだ豊昇龍は率直な言葉で、第一人者としての自覚を新たにした。 横綱昇進の口上に盛り込んだ言葉は「気魄一閃(きはくいっせん)」。2023年名古屋場所後の大関昇進時と変わらぬフレーズだ。口上が同じ言葉なのは異例だが、豊昇龍は「ケガなど何が起きても力強く立ち向かう(気魄)。それが自分にとっても一番いい」と語った。 Advertisement 師匠の立浪親方(元小結・旭豊)が明かす。 「後援者の方が(口上の案を)いろいろ考えてくれたんですよ。でも、すぐに『気魄一閃で行きます』って……。彼らしいなって」 伝達式の前日の28日には、豊昇龍から叔父の元横綱・朝青龍に電話したという。「『よくやったな。(日本相撲)協会の看板力士なんだから』と言われました」 朝青龍のおい、という形容詞は素直に受け入れることにした。 「横綱に上がっても、叔父さんの名前は僕から離れない。それはもうしょうがないんで」と語る豊昇龍に、立浪親方は「(顔が)似ているからいろいろ言うんですけど、尊敬される人間になるよう指導していきたい」と見守る。 立浪部屋ゆかりの力士には、69連勝の記録を持つ大横綱・双葉山がいる。立浪親方は「(部屋を)継いだ時に名門復活を心にやってきた。結果が出てきたのかな」。要所要所で師匠の励ましを糧にしてきた豊昇龍は「立浪部屋の横綱として、僕が一番頑張らないといけない」と力を込めた。【岩壁峻】

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八潮市長 道路陥没で要望書提出/埼玉県(テレ玉) – Yahoo!ニュース

八潮市の大山忍市長が29日、自民党県議団と共に県庁を訪れ、道路陥没の原因究明や、早期復旧などを求めて大野知事に要望書を提出しました。 要望書では・陥没の原因究明と早期復旧の対応・直接の被害がなかった地域での緊急点検と再発への予防措置などを求めています。 要望書を受け取った大野知事は、人命救助が最優先としたうえで、道路の安全確保については、「見た目は安全に見えるところでの規制のお願いも出てくるので、市としっかりと調整していく」と述べました。 テレ玉 テレ玉 ******* **************************************************************************** ******* ****************************************************************************

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1月引退の「ドクターイエロー」のトレインケーキ 新横浜プリンスで – コラム – 緑のgoo

2025年1月29日 1月で引退する「ドクターイエロー」を模した「923形ドクターイエロートレインケーキ」の販売が2月1日、新横浜プリンスホテル(横浜市港北区新横浜3、TEL 045-471-1115)で始まる。(港北経済新聞) ドクターイエローの通称で知られる新幹線電気軌道総合試験車。JR東海所属の923形T4編成は1月に、惜しまれつつ引退する。これに合わせて、同ホテルではドクターイエローを精巧に再現したテイクアウト商品を企画した。 車両は高さ・幅約4センチ、長さ約25センチで、車体や線路、バラスト(砂利)まですべてチョコレートで作る。土台はチョコレートケーキで、イチゴをトッピングした。 同ホテルマーケティングの小原沢真衣さんは「長年走ってきた923形ドクターイエローへの感謝の気持ちを込め、その姿をトレインケーキで再現した。黄色い姿を細部まで表現し、味にもこだわった商品。新横浜駅に近い当ホテルならではの特別な商品として、楽しんでもらえたら」と話す。 価格は1万5,000円。要予約(1日2台限定)。販売は3月28日まで。

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ドクターイエロー最後の雄姿にファン歓喜 名古屋駅で手振って見送る

名古屋駅のホームに姿を現した引退するドクターイエロー(T4編成)=代表撮影 黄色い車体が特徴で「新幹線のお医者さん」として親しまれ、老朽化などで1月で引退するJR東海の点検車両「ドクターイエロー」(T4編成)が29日、博多―東京間(約1100キロ)でラストランを行った。 引退車両は700系の新幹線を基に製造された7両編成で、2001年に運行を開始。10日に1回の頻度で走行し、電気や軌道などの設備を点検してきた。運行ダイヤは非公開で、めったに姿を見られないことから「見ると幸せになる」といった都市伝説も生まれた。 Advertisement この日、停車する名古屋駅には、最後の雄姿を目に焼き付けようと多くの鉄道ファンが訪れた。午後4時11分、ドクターイエローが14番ホームに停車。1分足らずで発車したが、見送った愛知県豊山町の小学2年、富山湊心(みなと)さん(8)は「寂しい。『いなくならないで』と手を振りました」と話した。 車体の窓に「ありがとうT4」と感謝のメッセージが装飾されたドクターイエロー=JR東海提供 車体の窓に「ありがとうT4」というメッセージが装飾された車両は午後5時50分ごろ、多くのファンに迎えられ、終着地の東京駅に到着した。 引退車両の一部は6月ごろに「リニア・鉄道館」(名古屋市)で展示される。検測走行はJR西日本のドクターイエローが引き続き行うが、27年以降をめどに引退予定。 JR東海は27年以降、新幹線の営業車両N700Sに検査機器を取り付け、営業運転しながら検測する方法に切り替える。【真貝恒平、佐久間一輝】

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恐竜や気球…ジャングリアの22アトラクションとは 最先端技術でリアルも浮遊も 沖縄

迷子になった恐竜の子ども探アトラクションファインニングダイナソーズ(画像提供:ジャパンエンターテイメント) この記事を書いた人 新垣 若菜 28日の会見で明らかになったジャングリア沖縄のアトラクションの数々。運営のジャパンエンターテイメントは「やんばるの大自然を舞台に、興奮を味わい楽しむことができる」と紹介する。目玉に掲げる、最先端のアニマトロニクス技術を用いて、恐竜の動きや形をリアルに表現した「ダイナソーサファリ」エリアを含む22のアトラクションを提供する。 19メートルの高さから大自然にダイブするスカイフェニックス(画像提供:ジャパンエンターテイメント) 「ダイナソー」エリアでは20頭の恐竜が生息。ビル7階建て相当の高さのブラキオサウルスや3本の角が特長のトリケラトプスなどが最短1メートルの距離まで接近する。 壮大な森を上から見下ろすなら「ホライゾンバルーン」がうってつけ。直径23メートルの巨大なガス気球に乗り込み、標高200メートルを超える上空で浮遊体験ができる。陽光で真っ青な空から美しい夕暮れまで時間帯によって眺める景色もさまざまだ。 ジャングリア沖縄のパークマップ(画像提供:ジャパンエンターテイメント) ジャングルの中を歩いたり車両で楽しんだりアトラクションも豊富にそろう。全長84メートルの長いつり橋を進む「スカイエンドトレッキング」、アップダウンの激しいオフロードを本格バギーで疾走する「バギーボルテージ」など子どもから大人まで楽しめそう。 インフィニティプールが楽しめるスパジャングリア(画像提供:ジャパンエンターテイメント) アトラクションのみならず、景色が一望できるレストランや疲れた体を癒やす極上スパも。ジャパンエンターテイメントはアトラクション内容を随時公開していく。 200メートルの高さから浮游体験ができるホライゾンバルーン(画像提供:ジャパンエンターテイメント)

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新横綱 豊昇龍 記者会見の一問一答 | NHK

【豊昇龍】 Q.入門から7年でつかんだ横綱の座。ここまでを振り返って。A.いろいろあって、今までの場所でやってきたことが全部勉強になったかなと思います。負けたときに悔しい、勝ったときにうれしい。そのことがたくさんあってここまできたので。しっかりこれからも、今までより何倍も稽古しなくちゃいけないなと自分で今感じています。 Q.昇進につながるきっかけとなったことは。 A.去年、体のけがが何回もあったので、そのときに親方の言ってくれたことばが一番気になって。そこからけがを治して、しっかり基本動作の四股、てっぽう、すり足、この3つをしっかりやってきたのが今の結果かなと思います。 Q.基本を大事にして何が変わったか。 A.今までやってきた稽古を信じて場所で相撲取るという気持ちで土俵に上がっていたので、基本動作やって、体の使い方、土俵の感じ方がよくなったかなと思います。 Q.大関9場所での昇進について。 A.ま、いいんじゃないですか。 Q.大関昇進の時との気持ちの違いはあるか。 A.もちろん違いますよね。大関と横綱が違うんで。それくらいに今ちょっと緊張してる。今でも緊張してます。 Q.おじの元横綱・朝青龍と同じ番付に並んだことについては。 A.子どもの時から横綱じゃなくておじさんとして見てたので、それで大相撲に入門してから、やっぱ横綱ってこんなにすごい人なんだって感じて、感動した。それくらいに自分も頑張らなくちゃいけないとその気持ちで今までやってきて、今同じ横綱というところまできて。自分にいろいろ子どものときから、日本の高校に入学させてくれたし、それの恩返しができたなと思ってます。 Q.話はしたか。 A.きのう電話しました。 Q.どんなやり取りがあったか。 A.「よくやったな。これからもう(日本相撲)協会の看板力士なんだから、しっかり考えていきなさい」と言われたので、「しっかりやっていきます」と自分も言いました。 Q.そのことばを聞いてどういう気持ちになったか。 A.もちろんうれしかったです。 【立浪親方】Q.入門7年、当時から振り返って。 A.最初からこの子は強くなると思って入れましたので、大関まではいくと見た瞬間に思ったんですけど、途中けがなんかもありましたけど、見る目は間違ってなかったなと。彼の努力ですけど、入門してくれてありがとうって感じですね。 Q.今の姿を見て。 A.最高です。こんな師匠冥利に尽きることありません。 Q.ここ2場所で何か変わってきた部分はあるか。 A.ありますね。名古屋場所でけがをして、(次の秋場所で)なんとか8勝できた。そのこともすごかったんですけど、8勝できたというか、あのけがでですね。そのあと、いろいろ注意点なんかを2人で話して巡業に送り出して、帰ってきてから、ものすごくパワーがついてきたというか。若い衆も稽古場で「すごい変わったな」とみんなが気づくくらいのパワーを感じたんですね。そのあたりから相撲も前に出るようになって、これは変わったなと。ですから先場所の成績、今場所の成績なんかも、たまたまではなく、努力の結果というか、そういう力を十分出せる人間になったんじゃないかと思います。それがこの結果につながったと思いますね。 Q.初場所では中盤までに3敗して、師匠のことばで気持ちが変わったと言っていたが、どういう思いで見つめていたか。 A.そういうことを言ってくれるのが、彼の人たらしというか、いいところですよね。かわいくてしょうがないです。前半連勝して、これはいくのかなと思いましたけど、連敗とかあり、プレッシャーってすごいと思うんです。僕は見てるだけですけど、彼の横綱挑戦の場所というプレッシャーに打ち勝つというのは、相当なもんだと思うんですが、途中で切り替えられたと、2連敗したときですね。それがまた成長したなと感じるところですよね。そのあと連勝してくれて、最後千秋楽3つ勝って、本当にこの能力はすごいなと改めて感心した。 Q.どういう横綱になってほしいか。 A.相撲で強いのは当たり前なので、これからも精進して強くなるのと、人間的に立派というか、なんて言うんですかね。立派な人間と言われるね、全然素直でいい人間なので、尊敬される人間に私も指導していきたいと思いますし、必ずそうなってくれると思いますし、これから優勝回数もたくさん伸ばしてくれると思いますし、温かく見守ってほしいと思います。 【豊昇龍】Q.師匠のことばをどう聞いたか。 A.感動しました。場所中連敗したときに、僕が暗い顔で帰ってきたみたいだけど、そこで「勝ち負けどうでもいいんで、楽しくやれ。本当に楽しくやればいい」と。そのことばに目が覚めたというか、「俺なんでこんなに考えすぎたのかな」と思って。そこから切り替えて、あしたから楽しんでいこうと。それが一番よかったと思います。…

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