
三浦知良、27年前のW杯落選を振り返る 岡田武史氏のある発言に「あれは違います」
三浦知良 サッカー元日本代表で、日本フットボールリーグ(JFL)のアトレチコ鈴鹿でプレーするFW三浦知良(57)が20日放送の日本テレビ系「しゃべくり007」(月曜後9・0)2時間SPに出演。1998年W杯フランス大会の代表メンバーから外れた際の出来事を振り返った。 番組では、フランス大会の開幕が近づく中、当時の岡田武史監督(68)が「外れるのは市川、カズ、三浦カズ、北沢」と3選手を落選と発表したシーンを紹介。 カズは落選を公に発表する日に岡田監督の部屋に呼ばれ、直接「外れるから」「3試合を想定した時にポジション的に使う場所がない」と言われたと告白した。 「悔しさは今でも消えない部分はありますし、自分がもっと努力してたらと正直思います。でも監督の判断がすべて。サッカー選手でいる以上、こういうことはある」と複雑な胸中を話した。 また、岡田監督は落選発表時に「カズと北沢に関しては僕の判断で帰しました」と発言していたが、カズは「あれは違います。僕と北沢が『帰る』って言った」と主張。落選した3選手は、ベンチにも入れない立場だったため、「僕はプロだから、働く場所がなかったら帰るべきと思った」と帰国した理由を説明した。 「当時、協会としても岡田さんとしても、みんな一緒に来て欲しいのはあったと思います。僕らの考えを尊重してくれて、帰らせてくれた」と岡田氏なりの気づかいだったと明かした。
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トランプ氏ミームコイン、時価総額一時2.3兆円-仮想通貨市場揺らす
トランプ次期米大統領が自身のソーシャルメディアで17日夜に発表した暗号資産(仮想通貨)「$TRUMP」に多額の資金が流入し、仮想通貨市場を揺さぶっている。取引高は数十億ドルに上り、利益相反の懸念も浮上している。 集計サイトのコインマーケットキャップのデータによると、ソラナのブロックチェーン上で発行されたミームコイン、$TRUMPの時価総額は一時150億ドル(約2兆3400億円)に急増した。 その後、トランプ氏の妻メラニア夫人もミームコインを発表し、投機的需要の変化に乗じるトレーダーを引きつけたことから、米東部時間19日には$TRUMPの時価総額は100億ドルを下回った。 一方、暗号資産市場は週末に全般に低迷。時価総額最大のビットコインは下落し、同2位のイーサは大きく後退した。こうした流れに逆行し、ソラナは上昇した。 トランプ氏のソーシャルプラットフォーム、トゥルースで発表された同氏のミームコイン(1月17日) ヘッジファンドのDACMの共同創業者リチャード・ガルビン氏(シドニー在勤)は、$TRUMPに「流れる資本の規模」が大きいため、ソラナと一部の関連資産を除けば大半の仮想通貨の取引は「低調」だったと分析した。 $TRUMPのウェブサイトには、「唯一の公式トランプ・ミーム」と説明されており、昨年の選挙集会中に起きた暗殺未遂事件でトランプ氏が拳を突き上げた姿をモチーフにしたイラストが掲載されている。 同ウェブサイトは「投資機会や投資契約、有価証券」を意図したものではないと記載しているが、暗号資産に興味のあるトランプ氏の支持者はすぐに購入を始めた。コインベース・グローバルやバイナンス・ホールディングスなどの大手取引業者は週末、自社プラットフォームに$TRUMPを上場させる意向を表明した。 $TRUMPの価格は、一時75.35ドルまで上昇したが、シンガポール時間20日午前7時半(日本時間同8時半)は約39ドル。 トランプ氏は以前にも暗号資産分野に進出したことがあり、スーパーヒーローなどの衣装を身にまとった自身の姿を映した非代替性トークン(NFT)がこれに含まれる。このNFTは利益を生んだ。 また、大統領選挙前の数カ月にわたり暗号資産業界にあからさまにアプローチしており、ブルームバーグニュースは同氏が暗号資産を「国家の優先事項」と位置付ける大統領令を検討していると先に報じている。 次期大統領の代理人はコメント要請に応じなかった。 原題:Trump’s Volatile Memecoin Diverts Flows, Rattling Crypto Market(抜粋)
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〈しゃべくり007キングカズ2時間SPきょう出演〉前園真聖さん、暴行事件から11年経って思うこと 「ワイドナショーの出演がなかったら今の自分はない」 | AERA dot. (アエラドット) | AERA dot. (アエラドット)
――前園さんはサッカー関連の番組、イベントのほかバラエティー番組や情報番組に出演されています。指導者で現場復帰を考えることはありますか ないですね。JFA 公認S級コーチライセンス(日本代表、Jリーグ監督に必要な資格)を持っていますけど……ないと断言しましょう(笑)。やっぱり情熱がないとクラブや選手に失礼ですしね。ありがたいことに、サッカーの仕事やいろいろなテレビ番組に出演させていただいているので、今のスタンスが一番合うかなと感じています。 「仕事をいただけるのは当たり前ではない」 ――14年にフジテレビ系の情報番組「ワイドナショー」での出演を機に、バラエティー番組での出演が増えました レギュラーのスポーツ番組以外で初めての仕事ですし、緊張しました。ダウンタウンの松本(人志)さんに自分の口から失敗を話す機会をいただいて、いじっていただいたことで多くの番組に呼んでいただくようになって。ワイドナショーの出演がなかったら、今の自分はないですね。 ――前園さんの表情が穏やかになったように感じます 自分ではそういう意識はないんですけど、周りにはよく言われます。ただ、仕事に向き合う姿勢はあの事件を機に変えなければいけないという危機感は強く感じました。サッカー選手としてプレーして、現役引退後にすぐにスポーツ番組のレギュラーをいただいて、恵まれた状況が日常になって感謝の思いが薄れていた部分が正直あったと思います。仕事をいただけることは当たり前ではないですし、共演者、番組スタッフや応援してくれる方たちに感謝の思いを持って向き合わないと、誰にも信頼してもらえない。その気持ちはこれからも忘れてはいけないと思っています。 (聞き手・平尾類) まえぞの・まさきよ/1973年10月29日生まれ。鹿児島県出身。鹿児島実業から92年にJリーグ・横浜フリューゲルスに入団。アルゼンチン留学を経て、93年途中からレギュラーをつかむと、96年のアトランタ五輪では日本代表の主将でブラジルを撃破する「マイアミの奇跡」の立役者に。ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)、湘南ベルマーレのほか、ブラジルのサントスFC、ゴイアスEC、韓国の安養LGチータース、仁川ユナイテッドでプレーし、05年5月に現役引退を表明。09年にラモス瑠偉監督率いるビーチサッカー日本代表で現役復帰し、同年11月にUAEで開催されたW杯でベスト8進出に貢献した。現在はサッカー解説者、タレントとして活動しながら、「ZONOサッカースクール」を運営するなどサッカーの普及活動を行っている。 Page 2 ――2013年10月に酒に酔って乗車したタクシーで運転手に暴行し、逮捕された一件(その後に処分保留で釈放)がありました。ご自身の人生で大きな出来事だったと思います なにも言い訳できないです。事件後に運転手の方へ謝罪に向かったら、記憶をなくしてああいう態度を取ってしまった自分に対して、第一声でこれからのことを心配していただいて。こちらが全面的に悪いのに、本当に申し訳なかったですし情けなかった。現役でプレーしていたときは一定の生活リズムでしたが、引退後はいろいろなお仕事をする中で生活が不規則になります。お酒の問題ではなく、さまざまな人が寄ってくる中で自分を律する判断ができていなかったことが良くなかったと思います。 「ゾノに渡してくれ」 ――活動自粛期間はどのようなことを考えていましたか たくさんの方にご迷惑を掛けましたし、離れていく方がたくさんいました。それは自分の責任です。その中でも仕事の穴埋めをしていただくなど、手を差し伸べてくれた方に救われました。ラモス瑠偉さんから、「収入に不安があるだろうからオレは(穴埋めの仕事のギャラを)受け取らないよ。ゾノ(前園)に渡してくれ」とマネジャーを通じてメッセージをいただいたときは涙が出ました。ヒデ(中田英寿)からもすぐに連絡が来ました。自分が逆の立場だったら同じことができたかと考えると……ありがたいですよね。 (鹿児島実業時代の)松沢(隆司)監督に電話したときは、「もう一回、やり直せ」と。高校時代もドリブルを相手に止められたときに「何回でもやり直せ。ミスをしても逃げるな」と監督に言われてきました。サッカーと事件を同じにしてはいけないし、その後仕事をいただけるか分からなかったけど、信頼を取り戻すためにやり直すしかないと考えていました。 ――今も禁酒されているんですか あの事件以来一滴も飲んでいません。もともとお酒が好きなわけじゃないんです。炭酸飲料のほうが好きですし。お酒の場の雰囲気が好きなだけで、若いときから自宅で飲んだことは一度もないです。ただ、お酒を飲まないことがえらいとは思っていません。「もう飲んでもいいんじゃない?」と言っていただくこともあるんですけど、我慢している感覚ではなく、飲む必要がないと思っています。
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TRUMPトークンの熱狂受け、ミームコインを「ゼロサムの宝くじ」と批判:バラジ・スリニヴァサン氏(CoinDesk JAPAN) – Yahoo!ニュース
TRUMPトークンの熱狂受け、ミームコインを「ゼロサムの宝くじ」と批判:バラジ・スリニヴァサン氏 第2期ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の公式ミームコインが時価総額100億ドル(約1兆5500億円、1ドル155円換算)に近づく中、次期ファーストレディのメラニア・トランプ(Melania Trump)氏も自身のミームコインを発行した。暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)の元最高技術責任者(CTO)であるバラジ・スリニヴァサン(Balaji Srinivasan)氏はX(旧Twitter)で、ミームコインのカテゴリー全体がギャンブルに等しいと述べた。 バラジ氏は、「富の創出はない。買い注文は全て売り注文にマッチングされるだけだ。そして初期の急騰の後、価格は最終的に崩壊し、最後に買った者はすべてを失う」と投稿し、ミームコインをゼロサム、さらには取引手数料を考慮するとマイナスサムの宝くじと呼んだ。 同氏は、ミームコインをラスベガスでのギャンブルと同じように娯楽目的で扱うべきだと主張した。 同氏は、「ほとんどの人は長期的に価値を保持する資産を購入すべきだ」とし、「ミームコインにユースケースを追加したり、その価値を無期限に高く維持するために話題を提供し続けることも時には可能だ。そして、そうした例も見てきた」と述べた。 この投稿に対し、ビットコイン(BTC)がかつてミームコインと見なされていたかどうかを尋ねる人が相次いだ。これに対しバラジ氏は、ビットコインはユースケースや10年以上の持続力があるため、そうではないと主張した。 バラジ氏は、「ビットコインは、世界中の数百のデータセンターで約800TH/s(テラハッシュ毎秒)のハッシュレートを持つブロックチェーンのベースレイヤー資産だ」と指摘。「一度に急成長するのではなく徐々に成長してきた。そしてマイニング発行スケジュールによって単一の当事者がどれだけ売却できるかが制限されている」と説明した。 公式のトランプ氏のミームコインに対する市場の関心が他のミームコインから流動性を吸い上げており、CoinGeckoのデータによれば、このカテゴリーは過去24時間で8%縮小した。ドージコイン(DOGE)や柴犬コイン(SHIB)、ボンク(BONK)など多くのトップミームコインが1日で10%以上下落している。 |翻訳・編集:林理南|画像:バラジ・スリニヴァサン氏(CoinDesk)|原文:Balaji Blasts Memecoins, Calling Them ‘Zero-Sum Lottery’ as TRUMP Token Sends Market In Frenzy CoinDesk Japan 編集部 CoinDesk JAPAN…
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消防庁、フジテレビドラマとタイアップのポスター 発表と配布を延期
黒田健朗 フジテレビの本社=東京都港区台場 総務省消防庁は20日、フジテレビのドラマ「119エマージェンシーコール」とタイアップしたPRポスターの配布を、いったん延期すると明らかにした。タレントの中居正広さんが起こした女性とのトラブルにフジテレビ幹部社員の関与があったと報じられた問題を受け、「広報としての適切なタイミングを考えた」としている。 消防庁によると、タイアップポスターについては各市町村の消防本部などに計約5500枚を配布する計画で、当初は20日に発表予定だった。 ドラマはフジテレビ系で放送中で、同局のサイトによると「消防局の通信指令センターを舞台に、一本の電話で命をつなぐ『最前線』に立つ、指令管制員たちの『現実』を描く完全オリジナルストーリー」という。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 今すぐ登録(初トクキャンペーン中)ログインする 【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら この記事を書いた人 黒田健朗 経済部|総務省担当 フォロー 専門・関心分野 漫画、アニメ、放送
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本田望結、映画共演の大先輩からの年賀状に大興奮「今まででビックリした出来事」|日テレNEWS NNN
2025年1月20日 22:40 振り袖姿で登場した本田望結さん 本田望結さん(20)が振り袖姿で年賀状のイベントに登場。大先輩から年賀状が届いたことについて喜びを明かしました。 イベントで、今まで届いた年賀状の中でうれしかったものを聞かれた本田さんは「吉永小百合さんからお年賀をいただいたことがあって、映画で共演させてもらったあとに、どうしても年賀状をお送りしたかったんですけど、送る手段がなくて、住所とかを知らず、どうしようって小さいながらに考えた結果、ラジオをされていたので、ラジオ局に吉永さん宛てにお書きしたら、まさかのお返事をくださって」と大先輩からの年賀状に大興奮。 イベントに同席していた千原ジュニアさん(50)に、“字体はどうだった”のかを聞かれると「もう吉永小百合さんや~っていう字で、びっくりしました」と話し「それはやっぱり今まででビックリした出来事ですね」と喜びを明かしました。 また、商品にちなみ“ずっと続けているものは?”という質問には「フィギュアスケートですかね。3歳からなので、この芸能の世界と同じくらいやっていて、それこそ『家政婦のミタ』の時も、撮影が終わったら練習場に行くとか、滑ってから撮影するっていうのが今もずっと変わらないので、今週も福岡でアイスショーに行ってくるので、ずっと好きでいつづけられるってこんなに幸せなんだなみたいな、そこにも幸せを感じています」と笑顔で語りました。 最終更新日:2025年1月20日 22:40
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ヒカル 女優・内田理央との破局を公表「100%こっちが悪い」「相手には何の落ち度もない」(スポニチアネックス)|dメニューニュース
ユーチューバー・ヒカル(33)が20日に公式YouTubeチャンネルを更新。女優の内田理央(33)と破局したことを公表した。 ヒカルは「彼女と別れました」と題した動画を投稿。「タイトルにもあるように彼女と別れました」と切り出し、「あんまり話す気はなかったんですけど、ニュースにもなっちゃって。最初は無視してたんですけど、ずっと聞かれるんで。どこかで答えとかないと、もうずっと聞かれても面倒くさいし。言葉を濁すのも嫌だったんで、この動画でスパッと伝えようと」と語った。 破局理由については「基本的に僕の恋愛って全部僕が悪くて終わってるんで。これは本当ずっと同じなんで。相手には何の落ち度もないし、簡単に言うと価値観の違いぐらいなんですけど」「100%こっちが悪い」などと語った。 ヒカルは昨年4月に内田との交際を報じられ、「ほぼほぼ事実です」と交際を認めていた。しかし、同12月には一部週刊誌で破局が報じられていた。
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板垣李光人の〝ちっちゃい人形集め〟を親友・高橋文哉が暴露「ちょっと変わってるんです」 | 東スポWEB
俳優の板垣李光人(りひと=22)が20日、生バラエティー番組「ぽかぽか」(フジテレビ)にゲスト出演。VTR出演した親友の俳優・高橋文哉(23)から、理解できない変わった一面を暴露され釈明した。 一昨年ドラマで初共演し、映画でも共演が2本立て続いたことから意気投合。プライベートでもよく遊ぶようになったそう。高橋によれば、寿司やしゃぶしゃぶを個室で食べていて、トイレから戻ってくると、それまで対面で座っていた板垣は自分の隣の席にいるという。 板垣は「2人でいると、対面で、机もすごく広くて、あんま話しづらいなって思って、横に行くことが多い」と認めた。高橋はグルメで、予約してくれる飲食店の個室は大概広いという。 もう1つ、高橋が気になるのは、板垣の自宅へ遊びに行った時に目撃した、小さい人形収集の趣味。「リビングに、テーブルがあってソファがあってテレビがあってって感じなんですけど、そこにブワァ~って並んじゃって、説明できない人形が。(中略)その時は僕、何も言えなかったです。ちょっと変わってるんです、李光人という人間は」と高橋は暴露した。 板垣は「旅行行った先で、小っちゃい人形を買うのが好きなんです。陶器のとか木彫りのこう…かわいい、不思議な…何で売ってるのか分かんない感じの。ゆるキャラでもないんですよね」と白状。つかみどころのない説明に、番組レギュラー陣は「何なの?」と最後まで分からずじまいだった。 「いろんな場所に散らばってるんで。ま、15ぐらいは、いろんな場所にこう…」と明かす板垣。曜日レギュラーの伊集院光が「お土産屋さんのウインドーとかに、誰が買うんだろうって人形ありますよね」と指摘すると、すかさず「僕が買ってます」と名乗りを上げていた。
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「なぜ、サッカー界に大谷翔平級の選手がいないのか?」セルジオ越後が語る意外な理由〈しゃべくり007キングカズ2時間SP〉 | AERA dot. (アエラドット)
リオネル・メッシ(左)と大谷翔平(GettyImages) この記事の写真をすべて見る20日放送の「しゃべくり007」(日本テレビ系・毎週月曜午後9時)は、日本サッカー界のレジェンド、キングカズこと三浦知良を語り尽くす2時間SPだ。同級生から日本代表までキングカズを知り尽くすイレブンが大集結する。メインゲストの三浦知良のほか、武田修宏、都並敏史、岡野雅行、前園真聖、そして森保一日本代表監督と豪華な面々が揃う。日本のサッカー界にまつわる過去によく読まれた記事を振り返る(「AERA dot.」2021年11月5日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時のものです。) 【写真】「僕は客寄せパンダで十分」と語る日本サッカー界孤高のレジェンドはこちら * * * もしも、サッカー界に大谷翔平級の選手がいたら……。米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(27)が野球界で活躍すればするほど、こんな妄想をしてしまう。日本サッカー史においては、プロ化から約30年経ってもなお「世界を驚嘆させるようなスーパースター」は輩出されておらず、最優秀選手賞「バロンドール」の日本人受賞者も現れないままだ。 プロサッカー選手の間でも、大谷のようなスター選手のサッカー界での出現を熱望する声は挙がっていた。大谷は昨シーズン、投打の二刀流で大活躍し、コミッショナー特別表彰など数々の栄誉ある賞を獲得。“ファンタジスタ”でとして、敵チームのファンをも熱狂させた。その活躍ぶりは、サッカーでいう「メッシ級」であると言っても過言ではないだろう。 サッカー界ではなぜ、日本人選手から世界を魅了するようなスーパースターが現れないのか。両競技における世界競技人口の違いは大前提として、他に考えられる要因はあるはずだ。セルジオ越後氏やワールドサッカーマガジン元編集長に話を聞いた。 まず考えられるのは、ほかの競技への「人材の分散」だろう。数々のプロスポーツを擁し、特に野球と人気を二分する日本において、優秀な才能や身体能力を持つ選手がほかの競技に分散してしまうことは、想像に難くない。 「ワールドサッカーマガジン」元編集長で、現在はフリーのサッカーライターをしている北條聡氏も、「日本では野球という大きな競合相手がいるので、運動能力の高い子は野球にも流れてしまう。人材がなかなかそろわない」と話し、こう続ける。 「最近はサッカーでもようやく、イングランド・プレミアリーグのアーセナルで活躍する冨安健洋選手(DF)のような、サイズとスピードを併せ持った大型選手が台頭するようになりました。体格や身体能力に恵まれた人材がもっとサッカーに流れてくるようになれば、話が変わってくると思います」 サッカーは日本においても屈指の人気スポーツだが、ファンタジスタを多数輩出してきたブラジルやイタリアなどの「サッカー大国」と比べると、その地位は相対的に見劣りする。 Page 2 「プロ化して以降、サッカーも競技人口が増えているものの、サッカー大国とは言えません。メッシやクリスチアーノ・ロナウドを輩出しているポルトガルやアルゼンチンでは、圧倒的にサッカーが人気ですから。もし、大谷選手がドイツやイタリアで生まれていたら、サッカーをやっていた可能性も十分ありますし、それこそクリロナみたいな選手になっていたかもしれない。逆に、メッシやクリロナが日本で生まれていたら、野球をやっていたかもしれないですよね」(北條氏) 北條氏によれば、スターの存在が、その競技のさらなる活性化を促してきたという。 「ブラジルやアルゼンチンでは昔から、ペレやマラドーナなどのスーパースターが輩出されてきて、彼らがアイコン役となって人材を呼び込んできた。その点、日本の子どもたちは大谷選手の活躍を見て、『俺も大谷みたいになりたい』と言って野球を始める人が増えそうですよね」 サッカー解説者のセルジオ越後氏にも話を聞いた。セルジオ氏は“プロ入り前”の段階である「高校スポーツ」に着目。高校スポーツを取りまとめる機関は文科省だ。セルジオ氏は「文科省の管轄のままでは、強くならない」と指摘する。 「日本の学校には、“選手”がいない。皆、“生徒”なのです。文部科学省が推進している以上、いかに勉強させるかが最優先ですし、スポーツは二の次。6・3・3制度の中で生徒としてスポーツをしている限り、いつまでたっても選手にはなれません」 ならば、クラブチームに入ればいい、という指摘もある。 「ですが、日本は学歴社会。中学まではクラブでも、高校からスポーツ推薦で私立高校に入学し、大学の推薦枠を狙う人も多い。日本ではプロになれなかった場合におびえて、学歴をキープする人も多いのです。中学卒業後にブラジルに渡った三浦知良さんのように、早くからレベルの高い海外に出ることも成長につながりますが、海外に出て成功するのは一握りなので、みな尻込みしてしまう。Jリーグができてどれだけ年数がたっても、学校に依存している現状ではダメ。特に国際競争力の激しいサッカーでは、文科省が仕切っている限り、100年経っても外国に追いつくことはないと思います」 セルジオ氏は高校サッカーをめぐる組織の在り方についても手厳しい。こう指摘する。 Page 3 「野球には高野連(日本高等学校野球連盟)という独立した組織があるのに、サッカーは高体連(全国高等学校体育連盟)として、ほかのスポーツの中にひとくくりにされています。僕は海外から来たとき、なぜ野球だけが独立しているのか不思議だったのです。(レベル向上において)高野連の果たしてきた役割は大きいですし、サッカーと扱いが大きく違う。それなら、サッカーも野球にならって『高校サッカー連』を作るべきではないでしょうか」 その上で、セルジオ氏は世界的スターの不在について、日本人に不足しているある能力を指摘する。 「特にストライカーには、クリエイティビティーが求められます。これは、教えられて身につくものではありません。ペレやマラドーナ、ネイマールも幼いころはストリートサッカーで大人も子どもも一緒になって、自分の頭で考えながらプレーし、センスを養いました。でも日本ではクラブチームでも授業のような形で、教えられたことをこなすだけ。これでは自分で考えてプレーするのではなく、教えられたことを忠実にこなす選手ばかりが生まれてしまう」 サッカー界においても、グローバル化の波はすっかり浸透した。大陸を渡り、欧州のクラブチームに優秀な選手が一極集中している。前出の北條氏も、「現状では、欧州に早い段階で渡るのが、個人のレベルを上げる一番の近道」と話す。10歳でスペインに渡った久保建英が頭角を現したのは、その象徴だ。…
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「暗号資産の買い方」のGoogle検索が急増──トランプ氏が「オヴァートンの窓」を変える(CoinDesk JAPAN) – Yahoo!ニュース
「暗号資産の買い方」のGoogle検索が急増──トランプ氏が「オヴァートンの窓」を変える 暗号資産(仮想通貨)ブームが一般大衆を席巻している。次期大統領ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏がミームコインを発行するという決定をしたことで「オヴァートンの窓」が変化し、デジタル資産が主流になったとウォッチャーは指摘した。 トレンドの話題に対する一般または個人投資家の関心を測る指標として広く使用されているGoogleトレンド(Google Trends)は現在、世界規模の検索クエリ「暗号資産の買い方(how to buy crypto)」に対して100のスコアを返している。この週に対する最終的な数字は土曜日に確定する。 100というスコアは人気のピークを表しており、指定の期間(この場合は5年間)でのあるクエリに対する最大検索数を示している。これは、暗号資産へのエクスポージャーを得る方法に関する情報をウェブ検索する人が増えていることを示す兆候だ。 Google社によると、GoogleトレンドはGoogleに対して行われた検索リクエストのうち主にフィルタリングされていないサンプルへのアクセスを提供し、検索頻度を0から100の範囲で表示している。この値は、選択された地域と時間において、チャートの最高点に対する相対的な検索の関心度を表している。 検索クエリの急増は、必ずしも実際の買い圧力の増加を約束するものではないことに注意が必要だ。投資家が実際に行動を起こさないことはよくある。 とはいえ、「暗号資産の買い方」という検索クエリに対する数値が100であることは、個人投資家が市場に参入する意欲を持っていることを示している。 この興奮は理解できる。アメリカの次期大統領であるドナルド・トランプ氏は、石油備蓄と同様に戦略的ビットコイン備蓄を創設し、暗号資産を国家政策の優先事項として宣言することが期待されているからだ。噂を信じるならば、トランプ氏は20日に行う演説でこれらの計画をほのめかす可能性がある。 週末には、トランプ氏と妻のメラニア氏がそれぞれのミームコインであるTRUMPとMELANIAを発行し、時価総額が急速に数十億ドルに達した。 一部のアナリストは、トランプ氏がミームコインを発行する決定をしたことで「オヴァートンの窓」が変化し、かつては非主流派と考えられていたものが今や主流に入ったと考えている。 コインベース(Coinbase)の元最高技術責任者(CTO)であるバラジ・スリニヴァサン(Balaji Srinivasan)氏はX(旧Twitter)で、「もしすべてが合法になったのであれば、多くのスタートアップが明確な暗号資産の株式としてトークンを発行することで資金調達を試みるだろう。背景として、米証券取引委員会(SEC)は過去10年間、トークンと株式の明白な類似性を曖昧にするよう創業者らに強いることで市場を歪めてきた。しかし、株式をスプレッドシートやNASDAQからブロックチェーンに移すことに『道徳的に』間違ったところは何もない」と述べた。 オヴァートンの窓は、社会的な考えが時間とともにどのように変化し、政治に影響を与えるかを理解するための理論だ。これは、ある時点において主流派に政治的に受け入れられる主題と議論の範囲を表している。 匿名のアナリストであるTrevor.btc氏は、トランプ氏のミームコインの動きがアメリカにおける暗号資産の規制緩和の舞台を整えたと指摘した。 Trevor.btc氏はXで、「ミームコインのTRUMPは絆創膏を引きはがし、アメリカにおける暗号資産の規制緩和をめぐるオヴァートンの窓を変化させた。今こそ、規制によって妨げられている暗号資産の分野に目を向ける時だ。考えるのは後回しにして行動するのだ」と述べた。 |翻訳・編集:林理南|画像:Pixabay|原文:Google Searches for ‘How to Buy Crypto’ Skyrocket as Trump…
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