師弟関係にあった阪神・村上頌樹(手前)と青柳晃洋。青柳の意志を継ぎ、村上は絶対的エースとなる
阪神・村上頌樹投手(26)が18日、静岡・沼津市でともに自主トレを行ってきた青柳晃洋投手(31)の米球界挑戦を祝福した。
「ヤギさん(青柳)が選んだ道。寂しいというか、頑張ってほしい」
青柳主宰の自主トレに初参加した2023年にセ・リーグMVP&新人王を受賞するなど才能が開花。教えを授けてくれた存在が夢の扉を開いたことは、自分のことのようにうれしかった。
ただ、昨季の村上は7勝11敗と苦心。師匠は復活を期待してくれている。エース格と認められながらも、昨季は才木がフル回転した事実を踏まえ「1年で(エースを)代わるヤツはエースじゃない、と思っている。僕もなれなかった。頌樹にはしっかりとエースになってほしい」。門下生として、藤川虎の躍進を託された。
「藤浪さんが投げていて、みんなが刺激をもらっていた。ヤギさんが投げれば、もっと刺激になると思う」
村上が期待するのは、練習前に視線を移す大リーグ中継で投げる青柳の姿。太平洋を挟んでも、切磋琢磨する関係は続いていく。