沖縄が変化する起点に 北部に1泊する構造を 森岡毅CEO一問一答

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琉球新報朝刊 北部大型テーマパーク「ジャングリア」開業の意義などについて、森岡毅氏と報道各社との主なやり取りは次の通り。 ―国内在住者とそれ以外で異なる入場料金設定について。 「株主は、7割以上が沖縄の方々で構成されている。外資系に主勘定を取られてしまうと外国のアジェンダにのっとった経営方針になってしまうので、国内資本にこだわった。国内の皆さまのおかげで開業が実現することから、2部料金制を設定した。国内在住者は7千円を切る。業界的にも新しい試みだ」 ―県内の他施設の需要を奪うことなく、どう共生するか。 「例えば美ら海水族館の滞在時間は1・5時間ぐらい。われわれのパークは約6時間の滞在を見越している。宿泊しようと考える旅行者が増えるだろう。今回、120ヘクタールある土地の半分しか使っていない。宿泊を伴う施設を造りながら、北部に1泊する構造をつくっていければいい。時間はかかるかもしれないが、観光客の沖縄での滞在を延ばしていけるだろう」 ―北部地域をどう変えていけるか。

「南部とは違った魅力を北部につくることが大事だ。そうすることで沖縄全体の幅が広がる。沖縄には富裕層向けの、より高級路線のエリアが必要だと思う。富裕層が沖縄に宿泊し、高速道路だけでなく鉄軌道もリアルになっていく、その変化の起点になりたい」

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