指揮者 秋山和慶さん 死去 84歳 国内外のオーケストラで活躍 | NHK

日本を代表する指揮者の1人で、国内外のオーケストラで活躍した指揮者の秋山和慶さんが26日、肺炎のため都内の病院で亡くなりました。84歳でした。

秋山和慶さんは東京出身で、小澤征爾さんをはじめ、数多くの指揮者を育てた齋藤秀雄さんのもとで指揮を学び、1964年に東京交響楽団を指揮してデビューしました。その後も、東京交響楽団の音楽監督・常任指揮者をおよそ40年にわたって務めたほか、海外でも「バンクーバー交響楽団」で音楽監督を歴任するなど、日本を代表する指揮者の1人として活躍を続けてきました。秋山さんは、古典派やロマン派の作品だけでなく、近現代の作品にも取り組んだほか、地方のオーケストラでの活動や後進の指導にも尽力し、2001年に紫綬褒章を受章したほか、2014年には文化功労者に選ばれました。

秋山さんの所属事務所によりますと、去年の大みそかにも公演を行うなど、精力的に活動を続けていましたが、年明けに自宅で転んで首にけがをし、入院していて、26日の午後10時57分、肺炎のため亡くなったということです。84歳でした。

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