大相撲初場所は14日目。平幕の金峰山が大関経験者の霧島に勝って、ただ1人優勝争いトップの2敗を守り、26日の千秋楽を迎えます。
【NHKプラスで配信】ニュース7 スポーツコーナ 金峰山と霧島が対戦した取組、尊富士と豊昇龍が対戦した取組 配信期限:2/1(土) 午後7:30 まで↓↓↓こちらで見られます↓↓↓
中入り後の勝敗です。▽輝に錦木は錦木が「小手投げ」で勝って7勝7敗とし、27日の千秋楽に勝ち越しをかけます。▽錦富士に玉鷲は玉鷲が「押し出し」。▽明生に阿武剋は明生が「寄り切り」。▽時疾風に美ノ海は時疾風が「寄り切り」。▽欧勝馬に新入幕の玉正鳳は欧勝馬が「突き落とし」で勝って勝ち越しを決めました。▽宝富士に琴勝峰は琴勝峰が「上手投げ」。▽伯桜鵬に遠藤は伯桜鵬が「下手投げ」。遠藤は先場所に続いての負け越しとなりました。▽一山本に湘南乃海は湘南乃海が「押し出し」。湘南乃海は先場所に続いての勝ち越しを決めました。▽翠富士に正代は翠富士が「肩透かし」。2大関を破った正代ですが先場所に続いての負け越しです。▽豪ノ山に翔猿は豪ノ山が「突き出し」。翔猿も2大関を破っていますが負け越しとなりました。▽熱海富士に御嶽海は熱海富士が「押し出し」。▽王鵬に隆の勝は王鵬が「突き落とし」で勝って3敗を守り、優勝争いにとどまりました。隆の勝は負け越しです。▽霧島に金峰山は金峰山が「すくい投げ」で勝ってただ1人2敗を守りました。霧島は4敗となって優勝争いから脱落しました。▽高安に阿炎は高安が「はたき込み」で勝って、3場所連続の勝ち越しを決めました。▽若隆景に宇良は宇良が「押し出し」。▽千代翔馬に若元春は若元春が「突き落とし」。▽大栄翔に平戸海は大栄翔が「突き出し」。関脇の大栄翔はふた桁の10勝目。平戸海は3場所連続の負け越しが決まりました。▽大関どうしの対戦。大の里に琴櫻は大の里が「押し出し」で勝ちました。▽大関 豊昇龍に尊富士は豊昇龍が「寄り切り」で勝って3敗を守り、優勝争いに踏みとどまりました。尊富士は4敗となって優勝の可能性が無くなりました。大相撲初場所は14日目を終わって2敗で平幕の金峰山がトップ。
3敗で大関の豊昇龍と平幕の王鵬が続き、この3人による優勝争いがあすの千秋楽に持ち込まれました。
大関・豊昇龍は25日、負ければ優勝争いから脱落する一番で同学年の平幕、尊富士の挑戦を退け、26日の千秋楽に逆転優勝の望みをつなげました。豊昇龍は今場所、5日目に熱海富士、中日、8日目に正代、続く9日目に平戸海といずれも平幕を相手に3敗を喫しましたが、10日目からは4連勝と力を発揮していました。10勝3敗で迎えた14日目の25日は負ければ優勝争いから脱落する展開のなか、同学年の平幕、尊富士と対戦しました。豊昇龍は、立ち合い、左を張って右をのぞかせたあと、左を差し込んで下手をつかんで引きつけ、「寄り切り」で勝って3敗を守りました。豊昇龍は、「なるべく落ち着くようにはしていたが、久々の対戦で熱くなった。同学年だし、優勝争いにも残っているなかなので、ここで負けられなかった」と振り返りました。26日の千秋楽は2敗で単独トップの金峰山が3敗の王鵬と、3敗の豊昇龍は大関・琴櫻と結びの一番で対戦します。金峰山が有利な状況は変わらないものの王鵬が勝ち、豊昇龍も勝てば3人が12勝3敗で並び、ともえ戦での優勝決定戦となります。「特に意識していない。最後の一番だけ集中して頑張る」と豊昇龍。
最後まで目の前の一番に集中して千秋楽に臨みます。
2敗の金峰山は、3敗の霧島との対戦で、四つに組む展開となりましたが、最後は豪快な「すくい投げ」で勝って、単独トップを守りました。金峰山は「ちょっと焦ったけど落ち着いて良かった。投げる時は思い切りいこうと思った」と振り返りました。勝てば初優勝が決まる26日の千秋楽に向けては「自分の相撲を取りたい」と話し、気を引き締めていました。一方、敗れ4敗に後退し、優勝の可能性がなくなった霧島は「自分に足りない部分が出た。勝ちたいっていう気持ちが強かったが、終わったのであしたの一番だけしっかり取って終わりたい」と悔しさをにじませました。また、3敗を守り優勝争いに踏みとどまった王鵬は「前に出ていい相撲を取りたかったが、体の調子自体はいい証拠だと思う」と振り返りました。
優勝争いについては「毎場所優勝するつもりで相撲を取っているので、見えるところまできて急に緊張することはない。頑張るだけのところまできているので、しっかり頑張れたらいい」と淡々と話していました。