「WIN5」が初めて発売されたのは2011年の皐月賞デーから。もう14年も前になる。過去にキャリーオーバーが発生したのは13回。だから、およそ1年に1回くらいの計算だ。 では、過去のキャリーオーバーがあった時はどんな傾向があったのか。 結論から先に言えば、割と平穏な結果に終わることが多い。 初めてキャリーオーバーが発生したのは11年の宝塚記念ウイーク。的中は3票あったが、当時は払い戻しの上限が2億円で、4億6000万円余りが翌週に持ち越しに。結果、2、1、1、1、2番人気馬の勝利で配当は1万9680円。2億円に沸いたのとは対照的な金額だった。
1票あたりの上乗せは4300円、的中は10万票超え。これは現在では歴代2位で、史上最多は11万5874票の的中があった18年12月28日。ホープフルSのサートゥルナーリアを含めた5鞍のうち、1番人気が4勝。もう1レースも2番人気が勝利し、こちらの配当は2万9330円。この時も6億近いキャリーオーバーがあったのだ。