ハーフマラソンで日本人初の1時間切り…太田智樹が日本新記録で香川丸亀国際3位

陸上・香川丸亀国際ハーフマラソン(2日・香川Pikaraスタジアム付属コース)――男子はパリ五輪1万メートル代表の太田智樹(トヨタ自動車)が日本人で初めて1時間を切り、59分27秒の日本新記録をマークして3位に入った。小椋裕介(ヤクルト)が2020年に出した1時間0分00秒を33秒更新し、日本記録ボーナスの500万円を手にした。

ハーフマラソンの日本新記録をマークし、笑顔を見せる太田智樹(2日)=枡田直也撮影

太田は序盤から日本記録を大きく上回るペースの先頭集団についた。18キロ付近で海外勢からは遅れたものの、20キロ過ぎから日本人トップ争いを制した。

太田は「15キロまで余裕を持って走れ、きつくなってからは(4位の)篠原(倖太朗)君に引っ張ってもらって申し訳ない気持ちもありながら、勝負に徹して勝ち切れたのは良かった。ようやくタイミングが合って1時間を切れたことはホッとしており、これからの自信になる」と口にした。「パリ五輪は万全な状態でスタートラインに立てず悔しい思いをした。しっかり万全の準備をして、また(世界)トップの選手と戦いたい」と今後の目標も語った。

パリ五輪マラソンのケニア代表アレクサンダー・ムティソ(NDソフト)が59分16秒の大会新で優勝。日本人2番手の4位に入った篠原倖太朗(駒大)は59分30秒で、日本学生記録を2秒更新した。

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