27日16時から28日深夜2時すぎまで約10時間30分にわたるフジテレビの会見をずっと見たせいで、「しばらくこの話題は書きたくないな」と思っていた。 【一覧】テレビ局「本当は使いたくないタレント」…ワースト1位は意外な大御所…! しかし、28日の朝、眠い目をこすりながらネットを開くと、その思いは一変。Xのトレンドランキングを見ると、トップに「フジ再会見の直前」というワードが長時間トップを維持したほか、「中居に誘われた」も上位にランクインしていた。その内容を見ると「これはスルーできない」と思い直し、このコラムを書いている。 まず28日朝、Yahoo!エキスパートの弁護士・楊井人文氏が「週刊文春、中居氏報道で“修正”の説明文を電子版にこっそり掲載 フジ再会見の直前」という記事をアップした。 これは昨年12月25日配信・26日発売の週刊文春による「中居正広9000万円SEXスキャンダルの全貌 X子さんは取材に“今でも許せない”と…」という第1弾の訂正に関する記事。その内容は再会見のムードを覆しそうなほどのインパクトがあった。 27日朝、有料の週刊文春電子版で「橋下徹『フジ説明拒否への疑問と文春への注文』|中居・フジ問題『私はこう考える』」という記事が配信された。 ここで橋下氏は、週刊文春が第1弾の記事を第2弾で「しれっと誤りを上書きしていた」と指摘。第1弾では「X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた」としていたが、第2弾以降は「X子さんは中居に誘われた」「A氏がセッティングしている会の”延長”と認識していた」と上書きしたことを「読者に対して不誠実」と語った。
翌28日には、週刊文春電子版の第1弾記事も修正。冒頭に「【訂正】」として、「本記事(12月26日発売号掲載)では事件当日の会食について『X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた』としていましたが、その後の取材により『X子さんは中居に誘われた』『A氏がセッティングしている会の”延長”と認識していた』ということがわかりました。お詫びして訂正いたします」などと追記した。 これを知った人々がネット上に「おい文春!話が違うじゃないか!」「なぜ有料記事で修正?」「卑怯だぞ」「誤報があれば元記事よりも大きく伝えなければダメだと思う」「この話の根幹が大きく崩れた」「話を盛ったようです」「冤罪ってこと?」「いつか死人が出るぞ」などと怒りの声をあげている。 記事で橋下氏は「ワイドショーでも出演者の多くが、フジテレビのプロデューサーが中居さんと女性を二人きりにさせたという“前提”で議論を進めていました。みんな、文春の第一報を鵜呑みにしたのでしょう」とも語っていたが、実際その通りだから怒っているのだろう。 さらに怒りを増した感があるのは、修正した内容は報道の根幹に関わるところであるにもかかわらず、「同誌のファンが多い有料の週刊文春電子版で配信」「橋下氏の記事は一連の報道をまとめて読めるシリーズから外されている」「27日はフジテレビの再会見当日であり、注目度が低かった」から。 この記事を見たエハラマサヒロがXに「ちょっと待って!!番組編成Aは関係なかったってこんな事許されていいの!?このとんでもないミスは記者会見開かず静かに修正で大丈夫って皆さんどう思うの??」とコメントし、ベストポストとしてアップされていた。現在、週刊文春には「大々的に報じるくせに、修正はしれっと行うのはフェアではない」という正論が突きつけられている。 ただ、これは週刊文春だけの話とは限らない。 その前の昨年12月19日に、『女性セブン』が「中居を含めて3人が参加するはずの会食の場があった。しかし、1人が行けなくなり、中居と女性の2人だけになった」などと報じていた。記事のニュアンスは異なりフジテレビの関与も書かれていないが、週刊文春の訂正によって「こちらも誤りではないか」「誤報なら修正したほうがいい」などと見られはじめている。
*******
****************************************************************************
*******
****************************************************************************