カーリング日本選手権、コンサ阿部、SC軽井沢ク山口、TMK両角ら、男子全10スキップの抱負を公開(竹田聡一郎) – エキスパート – Yahoo!ニュース

横浜市の横浜BUNTAIで開幕した、日本カーリング選手権大会横浜。2日は女子の4試合が行われ、男子は3日9時から第一試合が始まる。

競技に先立ち1日には参加10チームのスキップによる記者会見が開かれたが、そこで語られた抱負(一部抜粋)を紹介する。

また、地方予選を勝ち抜いてきた5チームには、コンサドーレ、SC軽井沢クラブ、TM軽井沢、LOCOSOLARE(ロコ・ドラーゴ)、KiT CURLING CLUBといったメダル獲得経験のあるチームに対して、どのように戦っていくのか、展望も聞いた。

コンサドーレ・阿部晋也(前年度優勝/世界ランキング16位)

「素晴らしい会場、また大きな規模で日本選手権が開催されることを本当にうれしく思っています。市長をはじめ横浜市の皆さま、スポンサー企業の皆さま、メディアの皆さま、本当にありがとうございます。僕らはこの1年いろいろな大会を経験して、また新メンバーを迎えて少しずつ積み上げて、いい準備ができた状態で来ています。悔いなく大会が終われるように頑張っていこうと思います」

SC軽井沢クラブ・山口剛史(前年度準優勝/世界ランキング28位)

「僕自身、非常に楽しみです。その理由は2つあるんですけども、まず1つ目が僕は日本選手権20回目の出場で、過去1番でかい大会だと思っています。非常にたくさんの方が注目されるということで、特に男子はなかなか注目されない厳しい時代もありましたので、たくさんの熱いプレーをしてもっともっと注目してもらいたいなと思っています。

2つ目ですけども、日本の男子のレベルが非常に今、上がっているっていうところです。世界ランキング中上位にたくさんのチームが入ってきましたし、それから若手の選手も国内ですごく育てっているなって感じます。

例えば、ここにいる前田(拓海/LOCOSOLARE)君。青森の佐藤(航英/チーム佐藤)君は高校生です。そういった若手の世代と僕たちベテランの世代、どっちが勝つかわかりませんけども、非常に熱いプレーができると思って楽しみです」

TM軽井沢・両角友佑(強化委員会推薦1/世界ランキング29位)

「今、若手ベテランという(山口による)話がありましたけど、その中でもトップクラスでベテランしかいない、言い方によってはおじさんばっかりのチームになってきたなという感じのTM軽井沢なんですが、本当にこのような大きい会場で日本選手が開催されるのは初めてですし、それだけ多くの方々の前でカーリングを見せられる機会もやっと来たなと感じています。男子カーリングを盛り上げると先ほど山口選手も言っていましたが、そのためにはやはり来てくださっている皆さんの前で面白いカーリングも見せることだと思っています。いつも通りのプレーをして楽しいカーリングを(来場者に)見てもらって帰っていただけるように頑張りたい」

LOCOSOLARE・前田拓海(強化委員会推薦2/世界ランキング34位

「首都圏で初の開催ということで、カーリングの歴史的な第一歩に立ち会えてすごく嬉しいです。昨年は日本選手権第3位で非常に悔しい思いをしました。今年は約2カ月の海外遠征と、練習では基礎的な部分で土台を固めてきました。優勝できる準備は十分にしてきましたので、目標は優勝です」

KiT CURLING CLUB・平田洸介(強化委員会推薦3/世界ランキング57位)

「今大会よりチーム名をこれまでの北見協会からKiT CURLING CLUBに変更して初めての大会になります。オリンピックの代表選考をかけた大会を、(しかも)首都圏で初めて開催されるということで、僕自身もキャリアとしては初めての経験なので、そういう場に立ち会えることを嬉しく思っています。皆さんの前で少しでもいいプレーできるように、がむしゃらにやっていこうと思います」

北海道大学・笠井隼稀(北海道ブロック代表)

「初の首都圏開催で非常に大きな会場ということで、さっき(会場)前を通って見てきたんですけれど、思ったよりも大きくて、すごく今からワクワクしてます。(会見で)前列に座っているトップチームの方々が、そうそうたるメンツで緊張はするんですけれど、最後まで集中力を切らさずに10エンドしっかり戦い抜きたい」

「やっぱり序盤で点差が開いてしまうと、なかなか後半ひっくり返すことは難しい。リスク管理をしながらシンプルなショットを積み重ねて、10エンドまでしっかりプレイできれば、チャンスはあると思っている。無理をせず、自分たちの戦い方を変えず最後までプレーしたい」

チーム佐藤・佐藤航英(東北ブロック代表)

「(昨年の)日本選手権では一次リーグを突破できずとても悔しい思いをして、この1年全力で(氷上)練習もトレーニングも励んできたので、今年こそは必ず1次リーグ突破して、前列のトップ選手たちにしっかり食らいついていけるように頑張っていきたい」

「メンタルとかいろんなところで負けてしまってるんですけど、トップ選手たちにビビらず自分が最後(ショット)を決めて、しっかり点数を重ねていくことが大事」

チームTANI・谷隆太朗(関東ブロック代表)

「こんなに大きな会場できるのかと本当にワクワク楽しみにしています。私たちも会社員、社会人をやりながら(カーリングを)続けていますが、転勤転職であったりとか、結婚などあって、チームとして続けるのもなかなか厳しい状況になりながらも、ここまで来られているなと思ってます。一方で、職場の理解だとか(各選手の)奥様とご家庭も理解してくれたりとか、応援してくださってるんだなっていうのを実感できた年でした。私たちなりに応援していただける喜びというのを感じながら、頑張っていきたいと思います」

「YouTubeとかがだいぶ普及してきて、いろんな試合見させていただくんですけれど、やっぱり皆さん、本当に上手なので、正直、勝つのはなかなか難しいなと思ってます。そう考えると運に頼らなきゃいけない部分はあるかと思っていて。一部ギャンブルみたいなことも考えながら、頑張っていきたいと思います」

長野県CA・速水港(中部ブロック代表)

「日本選手権に出場するのが久々なんですが、こんな大きい会場で参加できることを嬉しく思います。チームとして、普段やってる練習を試合の中で生かして1次リーグ突破二次リーグ進出っていうところを目標で頑張ってきましたので、今回は頑張って、そこを目指して頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。

「作戦面でリスク管理をしてとにかく点差を離されない。自分たちのできることは限られているので、それをとにかくやりきる。どうにか食らいついていきたいなと思っています」

チーム京都CA・若林 諒(西日本ブロック代表)

「結成5シーズン経ちましたが、今回初めての(日本選手権)出場となります。西日本ブロックから1チーム出場させていただいているんですけれど、今回のレギュレーションが前回大会から(始まって)、まだ西日本ブロックからは男子女子とも1勝もできていない状態になります。ただ、昨年の5月には関空アイスアリーナに専用シートもできまして、西日本ブロックも専用施設のない地区ではなくなった中で必ず勝てるよう全力を尽くしてまいります」

「(席が)右側のお2人方(笠井、速水)がお話しされた通り、まずいいショットをなるべく積み重ねることと、リスク管理が大事かなと思います。ただ、先ほど述べさせていただきましたが、今年はオンアイスにいる時間は専用施設が開設されたことで(チーム史上)もっとも長くなってますので、一つでも勝てるように食らいついていきたい」

初戦は以下のカードだ。

北海道大学ーSC軽井沢クラブ

TM軽井沢ーチームTANI

KiT CURLING CLUBーコンサドーレ

チーム京都CAーチーム佐藤

女子チーム10選手のスキップによる抱負はこちら

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